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mixiの歴史的変遷をさらに深く掘りさげる その2

・始まりのファインドジョブ

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 1997年11月に東京大学在学中(大学3回生)の笠原健治が、当時の求人広告業界に対して、求人広告の掲載料は高すぎないか、という疑念を呈したことが株式会社ミクシィの始まりであった。

これにより、クリエイターや事務、エンジニアなどを中心としたIT系求人サイトである、ファインドジョブの運営を開始したのである。

ファインドジョブは、SNSであるmixiのサービスを開始するまでの同社の主な収入源であった。

 のちの1999年6月に社名をイー・マーキュリーとして有限会社化、さらに2000年10月に株式会社化している。


2001年2月には、ニュースリリース配信の代行をする事業である@Pressの運営を開始したが、こちらは2005年8月に事業を譲渡している。

 その後、求人広告事業に加えて、メディア事業(のちのソーシャルネット事業)の立ち上げに伴い、2004年にSNSであるmixiの運営を開始した。

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mixiの誕生


mixiは同時期に開始したグリー株式会社のGREEと並び、日本で最も早くサービスを開始したSNSである。

当時は、既に登録しているユーザーから招待を受けないと新規登録ができないという、招待制のシステムを採用していた。

 SNSmixiが好調だったこともあり、2006年2月に社名を現在の株式会社ミクシィへと変更し、同年9月に東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場した。

上場初日は買いの注文が殺到し、初値が付かなかったが、最終的に公開した価格の2倍以上となる315万円まで値を上げて取引を終了した。

 また、上場当初の売上高の比率は、ファインドジョブmixiの倍ほどあったが、前年比と比べた伸び率が、ファインドジョブが78.9%でありmixiが4620.6%とmixiの伸びが著しい時期であった。

6年後の2012年には、ファインドジョブの売上高が約10億円、mixiの売上高が約130億円になるなど、約13倍もの差がつくことになった。

 

・分社化へ


 2011年4月には、当時業績があまり芳しくなかった求人広告事業である、IT系求人サイトのファインドジョブを分社化し株式会社ミクシィリクルートメントを設立した。この内部事業の分社化には、各事業の効率化を目的としていた。

 2013年には、さらに多くの事業を展開することとなった。1月の株式会社ミクシィ・リサーチの子会社化や、7月のアイ・マーキュリーキャピタル株式会社の設立にはじまり、9月には株式会社ノハナを設立した。さらに同年10月にスマートフォン向けゲームである、モンスターストライクの運営を開始し、11月には株式会社コンフィアンザの全株式を取得し、子会社化した。

 2014年4月には、ゲームアプリであるモンスターストライクが大ヒットし、ユーザ数が500万ダウンロードを突破することとなり、同社の大きな収入源となりつつある事業へと急成長を遂げることとなった。