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mixiは衰退してしまった、モラルの低下を招いた18歳以下の解禁と幽霊会員

mixiは今では、モンストが大ヒットしたわけですが、
SNSのほうは、やはり衰退しきっています。
そのことについて、記事を書きました。

 

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mixiのシステムは独自性があった


 mixiは、2006年に、社名を株式会社イー・マーキュリーから株式会社ミクシィに変えるほどにまで国内で話題となり、定着したサービスである。

この株式会社ミクシィの看板事業ともいえるSNSmixiであるが、サービス開始から10年経過した2014年現在では、他社にシェアを奪われ、衰退の一途を辿っているのが現状である。

 このmixiは、サービス開始当初はユーザー招待制のシステムを導入していた。

新規ユーザーは友人等の紹介でのみ利用登録が可能であり、SNSとしての治安の維持がある程度期待できるシステムであった。(新規ユーザーを爆発的に増加させることが難しいとも言える)

さらに、利用登録は18歳以上のみ可能であったこともあり、マナーやモラル管理の厳しいSNSとして有名になり、一躍大ヒットすることとなった。

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・システムの変更


 しかし、2008年に招待制のシステムを廃止する決定が下され、従来のシステムは様変わりすることとなった。

新規ユーザー登録も15歳から利用登録できるシステムに変更された。これらの変更により、ユーザー数は爆発的に増加したが、mixi全体のマナーやモラルは低下することとなった。

 また、サービスが開始された2004年当初は、国内においてmixiと似たシステムのSNSが極めて少なかったことも、mixiが業績を上げた理由の1つと言える。

Facebookは2004年にサービスを開始させているが、海外発のサービスであるため、国内に浸透するまで数年の遅延があった。

Twitterに関してもサービスが開始されたのは2006年のことである。LINEにいたってはほんの3年前である2011年のサービス開始である。

実質、同時期に類似したシステムを使って国内で争っていたライバル企業といえるのはGREEのみであったため、ある程度のシェアが維持できたとも言える。

 

・増える幽霊会員


 また、2012年のデータになるが(mixiは2012年以降のアクティブユーザー数を公表していない)mixi内における幽霊会員は、2007年には、全体の23.3%だったのに対し、2012年では44.2%にまで上がっている。

これは、2012年時点で登録ユーザーの約4割以上がmixiを利用していない(ログインしていない)、ということになる。

さらに、これは2012年時点でのデータであるため、TwitterFacebook、LINE等の他社SNSのシェアが急激に伸びた2014年現在では、mixiにおける幽霊会員率はさらに増加していると言われている。

 さらに、mixiの運営を行っているソーシャルネット事業におけるセグメント別売上高の広告収入セグメントは、2011年3月期には97億3400万円あったのに対し、2014年3月期には15億円にまで落ち込んでいる。(逆に課金セグメントは増加しているが、これはソーシャルゲーム等の影響である)