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モンスターストライクの大ヒット ユーザーここまでが定着したその理由とは?

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・新しいスマホアプリ


 モンスターストライクは、ミクシィ株式会社が運営する、iosandroid[ スマートフォン向けに提供されるオペレーティング・システムのこと。]用のスマートフォン向けゲームアプリ(ブラウザ起動型とは異なる)のことであり、一般的には、ユーザーにモンストと略されることが多い。

サービス開始は2013年9月27日(ios版は10月10日)であり、約半年で500万ダウンロードを突破した。

更に半年後の2014年10月には、総ダウンロード数が1500万回を突破している。

海外展開にも力を入れており、2014年5月には台湾へのサービスを開始させた。今後も韓国などへの事業展開が予定されている。

 開発時のコンセプトは、「みんなでワイワイできるゲーム」であり、それまでの一人用ゲーム(ネットワーク上では非同期型の多人数であるが、現実でプレイしている状態で捉えると一人きり)としてのイメージが強かったソーシャルゲームやアプリのシステムを逆手にとったようなものであった。

 各種メディア媒体への広報活動にも力を入れており、モンスターを自分の指で引っ張りり、弾くことでピンボールのように跳ねさせる、引っ張りハンティングというシステムを売りにしている。

また、2014年に、スターリング・ノースのあらいぐまラスカルをCMに起用し、コラボレーションしたCMでも一躍話題となった。

さらに近年では、同業他社とも言えるLINE株式会社SNSであるLINEともコラボレーションし、LINEキャラクターが出演するモンスターストライクのCMを放映していた。

 

・ゲームシステム

 


 ゲームシステムとしては、ガンホー・オンライン・エンタテイメント株式会社のパズル&ドラゴンズなどと同様に基本プレイは無料であるが、一部のゲーム内アイテムが有料で購入できる、というシステムをとっている。

これにより、新規ユーザーにゲームを無料で開放することで、ユーザー層の幅を広げ、徐々にゲームをプレイしているうちに有料アイテムへの抵抗感を少なくすることができる。

なお、実際に有料アイテムを購入するプレイヤーは、全体の1~2割ほどと言われており、これがユーザー課金からの収益となる。

 また、本来課金することでしか手に入らないアイテムでも、近くの友人等と協力プレイすることによって無料で手に入るというシステムがある。

これによって既存プレイヤーが友人等にモンスターストライクを宣伝するようになり、プレイヤー人数を連鎖のように増やしていくことが可能である。

 また、一般的に、モンスターストライクのようなスマートフォン向けアプリゲームでは、紹介制度はあれど、実際にプレイするのは個々で別々というゲームシステムが多いのだが、モンスターストライクは友人との協力プレイにゲームシステムの重点を置いており、その場で紹介した友人と同じステージ、同じ画面構成で協力プレイできる。

これによって、紹介システムの報酬目的での紹介ではなく、紹介された側も、純粋にゲームのプレイを楽しめる仕組みが整っているため、ユーザー定着率が高くなるのである。