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謎のラストコーラ ワールド・ウォーZのレビューと批評、感想

ワールド・ウォーZはどんな作品か。

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アメリカ映画 ワールド・ウォーZ、のレビューです。

2006年に発売された、マックス・ブルックスさんの小説「ワールド・ウォーZ」が映画化したものです。

しかし、その内容は全くの別物となっています。

主役はブラッド・ピット。上映時間は2時間ほどです。

基本はゾンビ映画ですし、よくある展開とも言えます。

以下はネタバレになりますので、まだ視聴していない方は、視聴してから閲覧ください。

 

●それは、謎のゾンビウィルスが大発生した世界


物語は、フィラデル・フィアに住む平和な家族の団欒のシーンからはじまります。

この4人家族(父 母 長女 次女)の父ジェリー・レイン(以下ジェリー)は国連の元調査員であり、この物語の主人公です。

娘を車に載せて、学校へ送る途中に事件は発生します。

渋滞中に、突如人が逃げ惑い出します。

状況を感じ取ったジェリーは同じように逃げようとします。そこに、凶暴化した人間が登場。人々に噛みつき、次々と凶暴化が連鎖しはじめます。

ジェリーはそこで、12秒経つと凶暴化するという現場を目撃します。

間一髪で街を離れたジェリー一家は、郊外へ車を走らせます。

そこに、国連事務長から携帯へ連絡が入り、助けだすことを条件に現場への復帰を要望されます。

夜明けに国連のヘリコプターで救助された一家は、ニューヨーク沖の海上に浮かぶ米海軍軍艦に収容されます。

収容人数に限りがある軍艦内で、中には陸地避難所への移動を要請される一般市民もいる中、家族を安全な軍艦内に留めておくために、ジェリーは調査に協力することを決意します。

最初にゾンビの情報が確認できた、韓国、アメリカ基地へ、優秀な若きウィルス学者や特殊部隊と共に、ジェリーは旅立ちます。

しかし、到着時に大量のゾンビに襲われ、ウィルス学者が銃の誤射で死んでしまいます。

間一髪で兵士に助けられたジェリー一行は、兵士たちに話を聞きます。

医師がゾンビ化したが、ほかは不明情報残っておらず、焼き殺されたということ。

さらなる手がかりをもとめ、ジェリー一行は事前にゾンビが大量発生することを予測していたと言われている、ユルゲン・ヴァルムブルンに会いにイスラエルへと向かう。

イスラエルに付いたジェリーは、ユルゲンから話を聞きます。彼は、インドから収集した暗号を解読し、信じることで壁を築き、ゾンビから街を守ったといいます。

避難民を受け入れていたイスラエルだが、大音量のスピーカーの影響で、ゾンビを刺激し、ゾンビが壁を超えてしまいます。

大パニックに陥ったイスラエルをなんとか脱出したジェリーは、一緒にいた女性兵士であるセガンと共に民間機に乗り込みます。

ジェリーは、韓国やイスラエルで見た、一部のゾンビに無視される人々を見て考察し、あるアイデアを思いつきます。

イデアを確かめるために、民間機に依頼して、最寄りのウィルス研究所へ向かうことになります。

しかし、機内に潜伏していたゾンビが暴れだし、飛行機は墜落してしまいます。

腹部にキズを追いながら、なんとか、生き延びたジェリーはセガンと共にウィルス研究所へたどり着くのですが、ギリギリで気を失ってしまいます。

研究所のベッドで目が冷めたジェリー、そこには研究所所長とセガンもいました。

ジェリーは、そこでアイデアを説明し始めます。

ゾンビは感染を広げるために、ある程度元気な体を持つ人を襲う傾向があるのではないか、と。致命的な病原体を保持する人間には近づかないのではないか、という推論です。

ジェリーは、これを証明するために、研究所内に存在する、致命的であり、かつ生存できるウィルスを自分に打つことを決意します。

だが、ウィルスの保管場所はすでに元研究員だったゾンビの廃墟と化していました。

ジェリーとセガンと所長がゾンビ区画にウィルスを取りに行くことになりました。

ジェリーだけは、ウィルスがある部屋にたどり着きますが、ゾンビに道を阻まれてしまい動けなくなってしまいました。

腹をくくったジェリーは、監視カメラごしに、家族への遺言を伝え、一か八かそのへんのウィルスを自分に打ち込みます。

ドアをあけ、ゾンビを素通りすることに成功したジェリーは、ゆったりとコーラを飲み、ゾンビをくぐり抜けセガンらを合流します。

ジェリーのアイデアは世界中に広まり、ウィルスを無毒化した、ゾンビステルス薬が出回ります。

これによって時間稼ぎができるようになった人類を眺めて、物語は終わります。

 

●見終わった後の感想と批評

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まず、ブラピのゴリ押し映画、な感じがします。


最終的にセガンがパートナーとして生き残りますが、他のメンバーは死んだり逃げたりと、割と寂しい展開です。

家族も前半にいるだけですし、後半は避難所にいますし、ブラピの一人旅な感じがする映画です。


ストーリーは、ゾンビが発生しだして、ちょっとしてからぐらいから始まりますが、そのウィルスの起源や感染経路などは、一切不明です。わからないままストーリーが終わります。

ウィルスの解説等は皆無に等しいです。

イスラエルの人も何言ってるかあやふやな暗号の話で壁を作ったとか言ってましたし、結構あいまいな表現が多いです。

結局は、ゾンビに襲われなくなる方法を見つけて、それで終わりです。

俺達の戦いはこれからだぜ、エンドです。

この先に続くのなら、まだ許せるかもしれないストーリーですが、かなり消化不良な終わり方をします。

あのバイオハザードシリーズでも、もっと1個の終わりはすっきりしていたと思います。


原作ともぜんぜん違うといいますし、無駄にCG等に気合が入っているのは少し悲しいです。お金は掛かっています。


同じゾンビもの映画としては、アイ・アム・レジェンドなどがあげられますが、あちらはテーマがはっきりしてた分、まだ良かったと思います。

評価するなら、10点満点中4点といったところでしょうか。

でも、次回作があるなら、見てしまう気がします。展開が気になる・・・・